メソセラピー(Mesotherapy)とは
「メソセラピー」という言葉をご存知でしょうか?インターネット上の検索エンジンで「メソセラピー」を調べると美容外科・美容皮膚科などの男女の薄毛治療に対する注射や脂肪溶解注射を紹介したウェブページが多数見つかります。そのため、メソセラピーという言葉がAGA治療の注射や脂肪溶解注射を指していると思われる方が多く居られます。本来のメソセラピーとは、局所注射で行う治療法の一種であり、使用する薬剤の効能や注入する組織や注射針の刺し方などで薬剤を目的の部位に対して最も効果的な薬剤注入を行うための、術者の手技・技術を指した用語です。メソセラピーは美容医療に留まらず幅広い分野で応用可能な手技であり、この技術を使用した当院の施術について解説いたします。
メソセラピーの理論
メソセラピーは、皮下組織に注入された液体が深く注射された場合と比較して吸収・消失が緩徐であるという原理に基づいており、注入部位に薬剤が長く留まると効果も長く発揮出来ることや注入された液体が時間をかけてより深い部位に浸透する性質を考慮して実施される注射テクニックです。的確な薬剤を適切な量と正しい部位へ注入することで、注入した薬剤が作用する範囲や時間をコントロールすることが出来ます。注入する組織の深さによって見た目上の変化に影響を与えることが出来るため、目的の深さへ的確に針を刺し注入する技術は美容施術において重要と言えます。
メソセラピーに基づいた美容施術
美容医療には、ヒアルロン酸やボツリヌストキシン、脂肪溶解注射など多くの薬剤注入施術があります。ヒアルロン酸は美肌効果だけでなく組織のボリュームを自然に調節したり、ボツリヌストキシンは発汗抑制や肌のハリ・ツヤを出すことや筋組織の膨らみを抑える効果など、同じ薬剤でも注入する場所や組織の深さなどによって様々な美容効果を発揮します。これらは正しい組織の深さや配置などの解剖学を理解し、メソセラピーの理論に基づいた適切な注入技術で行われることで得られる効果です。
まとめ
メソセラピーは一般的な医学においても大いに関連する治療テクニックであり、目的の組織へ最も効果的な薬剤投与を行うための技術です。注射技術のため医療行為の中では侵襲が非常に少なく、シンプルな施術でありながら針を刺す角度や薬剤投与時の動きなど繊細な技術を必要とします。PRO CLINICの医師は形成外科を専門としており、形成外科は保険診療において頭の先から足の先まで体表面全てを取り扱う診療科です。保険治療でもボツリヌストキシン注射を扱う診療科であり、優れた注射技術を持っています。
当院では様々な美容注射施術を行っておりますので、興味のある方・専門医師の治療を希望される方はカウンセリング・診察は無料となっておりますので、是非一度ご相談ください。