イケマラペディア:包茎治療の実際
〜よくある質問をNsたーなーが解説〜
今回も包茎治療の実際を皆様へお教えいたします。
包茎治療って実際何をしているのか?受けたことのない皆様はわかりませんよね。
切らない包茎術と切る包茎術って?麻酔はどうするのか?
手術してからどれくらいで性行為ができるのか?疑問は尽きませんよね。
数々の手術現場を見てきた私からわかりやすく皆様へ解説していきます。
目次
①包茎治療はそもそも何なのか?
まず原点に戻って解説していきます。
包茎治療は、「亀頭に被った包皮を外科的に露出させる治療」を指します。
具体的な適応病態は、「仮性包茎」「真性包茎」「嵌頓包茎」です。
仮性包茎は自分で包皮が剥ける包茎ですね。日本人のほとんどがこの仮性包茎ですね。
仮性包茎のデメリットは多くありますが本記事では割愛します。
簡潔にいうと、衛生的・早漏の問題があったり、見た目が良くないということですね。
次に真性包茎ですが、自分で包皮が剥けない包茎ですね。
こちらは完全に亀頭に包皮が覆い被さっており、剥こうとすると痛みが伴ったり、そもそも包皮が狭かったりして剥けないんですよね。
これは100%手術した方がいいですね。
亀頭が全く露出していないので衛生的に悪いですし、射精に問題がある場合も多いので男性不妊の原因でもあります。
次に嵌頓包茎ですが、包皮が亀頭を締め付けている包茎を指しますね。
これも手術した方がいいですね。
真性包茎を無理に剥こうとしてなってしますんですよね。
痛みがありますし、血流障害を伴うことがあるので注意が必要です。
実際救急の現場では小児の嵌頓包茎患者が来て緊急手術になることもあります。
これら3つの包茎が治療対象になりますね。
元々剥けていた人も皮膚疾患や糖尿病などで後天性包茎に移行することも中年期で起こります。
包茎の方はどのタイプだったでしょうか?
では包茎治療とはどんなことをするのか気になりますよね。
②切らない包茎術と切る包茎術の違いについて
こちらはSNSや駅の広告でよく見かけますよね。
切らない包茎術は安いとか痛くないとか、切る包茎術は高いとか痛いとか色々謳ってますが、実際にはどうなのでしょうか。
切らない包茎術
〜これは文字通り包皮を切除しないで亀頭を露出させる術式になります。
色々専門用語がありますが、簡単にいうと包皮をペニスの根元に引っ張って糸で吊る方法です。
包茎の人は1度は経験があると思いますが、温泉に行くときに包茎であることを恥ずかしがって自分で剥いて(見栄剥き)いる状態を糸で再現することを言います。
施術自体はとても簡単で、すぐ終わりますから費用も本当に安いです。
この施術は包茎治療の中で「最も安い」ので、よく広告で最低施術代金のアピールに使われています。
安いから多くの人が受けているのではないかと思いがちですが、実際この切らない包茎治療を受けている人はほとんどいません。
なぜか?それは受けてもほとんど効果が期待できないですし、大体の人は高額な切る包茎術のプランを契約されます。
数千円で包茎が治るなんて美味い話はないのです。
仮に受けたとしても糸で吊った包皮は次第に戻り、また元に戻ってしまいます。
せっかくお金を出してまた戻ってしまったらあまり意味がないですよね。
当院でも取り扱いはございますが、様々な選択肢をご提供するために設定しておりますがあまりおすすめはしておりません。
切る包茎術
〜こちらは一般的な包茎治療になりますね。
弛んだ包皮を電気メスで切除し、陰茎に縫合する治療です。
こちらは半永久的な効果があり、1度やれば2度としなくていい治療になります。
また、仕上がりで料金体制が変わることが一般的です。
陰茎がツートンカラーになるプランと亀頭直下に縫うプランが多いです。
環状切開法やクランプ法といった専門用語をたくさん聞くと思いますが、施術を受ける方は傷が目立たず、手術を受けたことがわからないような仕上がりにしてくれるクリニックを選んだ方がいいですね。
そこで先日の私の記事を読んでいただけますとお分かりになると思いますが、形成外科医が行う包茎治療が1番信頼できると思います。
HPとか実際に診察の時にそこは自身で調べてみてください。
一度しかできない包茎治療を値段だけ見て雑な仕上がりにされるクリニックをわざわざ選ぶなら初めから受けないほうがいいかなと個人的には思います。
他は縫合糸の種類とか麻酔とかブツブツ除去とか色んな素人がよくわからないようなオプションを抱き合わせで契約を迫るところもございますが、基本的には自身の望む陰茎の形を実現してくれるクリニック選びがいいでしょう。
当院では豊富な症例を日々更新しております。参考にしてみてください。
③麻酔って?
こちらは局所麻酔・笑気麻酔・静脈麻酔を選択するのが一般的です。
- 局所麻酔は陰茎周囲にブロック麻酔を行いまして陰茎の先までしっかりと麻酔を効かせます。
最初のひと刺しは痛いですが、2時間は麻酔がしっかり効くので安心していいです。 - 笑気麻酔はガスでうとうとする麻酔ですが、こちらもしっかりと局所麻酔を行います。
うとうとすることによって始めの麻酔の恐怖感を薄れさせます。 - 静脈麻酔ですが、こちらは点滴から眠くなる麻酔を流して寝ている間で手術が終わっているものになりますね。
どの麻酔も始めは針の痛みが必ずありますので、ご理解はしていた方がいいと思います。
④包茎治療後どのくらいで性行為ができるようになるのか?
基本的には傷がしっかりと治癒する4週間後でしたら問題ないとは思いますが、人それぞれ治り具合は異なりますので担当医にご確認ください。
自慰行為や温泉・サウナも同様です。
全ては感染や傷の離開予防ですのでこの点はしっかりと守っていただく必要があります。
以上、手術看護師の立場から分かりやすく包茎治療の実際についてご説明させていただきました。
当院では、プランに全てに局所麻酔・内服薬・包帯代・縫合糸・抜糸代までコミコミ価格でご提供させていただいております。
こちらに追加で亀頭増大術をオプションで選択される方が多いです。
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当院「プロクリニック」で包茎に悩む皆様のご来院をお待ちしております。