
この記事の執筆者

(Nsたーなー)
秋田大学卒。大学病院で手術・麻酔・救急医療に従事した後、現在はプロクリニック所属。長年の経験と技術を活かし、「手術を通して患者様の美しさと健康を追求する」という信念のもと、日々全力で患者様と向き合う。
目次
【ED薬は市販化される?】解禁はまだ先。今できるED治療とは?
こんにちは。たーなーです。今回の記事では、先日話題になった「ED薬の市販化」と「ED治療注射」についての解説をしていきます。いよいよ厚生労働省がED薬(シアリス)の市販化に向けて議論を進め、市中のドラッグストア等での販売が現実味を帯びてきました。解禁自体はまだ先ではありますが、販売自体は厚労省は了承しましたので今後されるかとは思います。しかしながら、EDの原因自体は実際に医師が診察して見ないと分からない事も多く、単にED薬を飲めば解決するものでもありません。
1、はじめに
男性の大きな悩みのひとつである ED(勃起不全)。これまで多くの方が病院で処方されるED治療薬(バイアグラ・シアリス・レビトラなど)に頼ってきましたが、最近では「ED薬が市販化されるかもしれない」というニュースが話題となっています。もし実現すれば、病院に行かずに薬局で気軽に購入できるようになり、心理的ハードルが下がることは間違いありません。
しかしながら、実際に市販化が実現するのはまだまだ先の話です。では、その間EDで悩んでいる男性はどのような選択肢を持てばいいのでしょうか。本記事では、ED薬の市販化の現状と課題、そして現段階で有効なED治療として注目される「ED治療注射」について詳しく解説していきます。
2、ED薬の市販化は近いのか?──内服薬の特徴と副作用

現在、日本で使われているED治療薬はすべて「医師の処方」が必要です。理由は以下の通りです。
- 安全性の確認が必要:心疾患や高血圧の薬との併用で重篤な副作用が起こる可能性がある
- 用量調整の必要性:個人の体質や既往歴により適切な投与量が異なる
- 乱用リスク:若年層の安易な利用や、必要のない方への使用
欧米では一部のED薬が薬局での販売を認められてきていますが、日本においては「市販化の検討段階」であり、正式な解禁までには相当の時間がかかると見られています。厚労省の承認プロセス、医療機関・薬剤師の管理体制、啓発活動など多くの課題が山積しているからです。
近年、日本でも ED治療薬(例:タダラフィル)の処方なしでの薬局販売(スイッチOTC化)に関する検討が厚生労働省で進められています。実務的には、薬剤師が購入希望者に対面で適応や併用薬を確認して販売する「薬局販売ルール(適正使用ガイド)」の整備が前提とされています。実際に行政側ではガイド案が公表され、薬剤師による対面確認や既往歴チェックの要件などが示されています。厚生労働省
ただし、「薬局で買えるようになる=すぐに誰でも自由に購入できる」ではありません。 厚労省の審査・メーカーの申請、薬剤師教育、流通管理、添付文書の整備など多数のプロセスを踏む必要があり、完全に自由に流通するまでには時間を要するというのが現実的な見通しです。欧米の先行例(英国等)では薬局での供給拡大がアクセス改善に寄与した一方で、薬剤師の適切なフォローが重要であるという報告もあります。
つまり、「ED薬が薬局で買える未来」は確かに来るかもしれないが、実際に使えるようになるのはまだ先と考えておくのが現実的です。
ED薬は一般的に安全性が高い一方で、心血管疾患治療薬(硝酸剤など)との併用禁忌や、低血圧のリスク、腎機能・肝機能などの個別条件による用量調整が必要なケースがあります。これらを自己判断で誤服用すると危険です。さらに、市販化が進むと「病院受診の機会」を逸し、EDの背後にある糖尿病や高血圧、内分泌疾患、動脈硬化などの重大な基礎疾患の発見が遅れる懸念もあります。加えて、オンラインや海外からの非正規流通品に含まれる偽薬・成分表記偽装の問題も無視できません。こうした点から、日常的に薬剤師や医師の関与下で安全に使える仕組みづくりが求められます。
3、市販化を待つ間にできること──積極的な治療選択の重要性
市販化の恩恵(手軽さ・心理的ハードルの低下)は大きい一方、現状は「待つ」より「動く」ことが賢明です。EDは生活習慣や循環器系の病気と密接に関連するため、早期に評価・介入するほど改善の幅が大きくなります。内服薬が効きにくい方、薬の副作用で困る方、あるいは内服薬以外のアプローチを望む方には、当院のような専門医療機関での個別治療が有効です。
市販化がまだ先である以上、今EDで悩んでいる方が「ただ待つ」ことは得策ではありません。EDは年齢だけでなく、生活習慣病、ストレス、ホルモンバランス、血管機能など多くの要因が関与するため、放置すれば悪化することも少なくありません。
また、性生活への自信喪失は、パートナーシップやメンタル面にも大きな影響を及ぼします。そのため、現時点でできる最適な治療を選ぶことが重要です。
4、「ED治療注射」という選択肢

当院で行っている「ED治療注射」は、従来の内服薬とは全く異なるアプローチでEDを改善します。
仕組み
ED治療注射は、血管拡張作用や神経伝達を改善する成分を直接陰茎に作用させることで、即効性のある勃起改善を実現します。内服薬のように「飲んでから効くまでの時間を待つ」のではなく、注射後すぐに効果が期待できるのが特徴です。
メリット
- 即効性:内服薬より早く作用する
- 内服薬が効かない方にも有効:糖尿病や動脈硬化で薬が効きづらい方にも選択肢になる
- 副作用が少ない:頭痛や顔のほてりなどの全身副作用が少ない
デメリット
- 施術は医療機関でのみ可能
- 効果の持続時間は個人差がある
- 継続的に通院する必要がある場合もある
それでも、EDに悩む男性にとって「内服薬だけに頼らない治療法」として大きな期待が寄せられています。
ED薬市販化とED治療注射を比較
| 項目 | ED薬(将来の市販薬) | ED治療注射(現行) |
|---|---|---|
| 入手方法 | 薬局で購入可能(予定) | 医療機関のみ |
| 即効性 | 30分~1時間後に効果 | 注射後すぐ |
| 効果 | 個人差あり、効かない場合も | 高い改善率 |
| 安全性 | 自己判断での服用リスクあり | 医師管理のもとで安全 |
| 価格 | 数千円/回 | 数万円/回(効果に比例) |
この比較からも分かるように、市販化を待っている間もED治療注射という確立された選択肢があることは安心材料になるでしょう。
5、ED治療注射での効果の事例
40代 Aさん
主訴:加齢とともに勃起のし辛さを実感するように。性行為中の中折れや挿入の困難さを自覚するようになり、当院へご相談くださいました。ED薬の内服も何度も試されましたが、効果を実感し辛くなり、根本治療をご検討されていました。施術後2日目にして効果をご実感いただき、2週間経過後の再来院では手で触れただけで容易に勃起されるほど効果が見られました。

6、まとめ

ED薬の市販化は現実味を帯びつつあるが、完全な自由化・即時実現はまだ先です。行政は薬剤師による適正使用を前提としたルール整備を進めています。厚生労働省
市販化を待つより、まずは医療機関で現状の評価と適切な治療(内服・注射・生活改善)を受けることが最短で確実な解決につながります。
当院では、EDの原因検索・内服・注射・生活指導まで幅広く提供しており、個々に最適なプランを提案します。市販化のニュースを不安に思う方、内服薬で満足できない方はぜひご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q1:注射は痛くないですか?
A:針は細く、局所麻酔や工夫により痛みは最小限。多くの患者様は許容範囲と感じています。
Q2:もし市販薬が手に入るようになったら注射は不要ですか?
A:市販薬は選択肢が増えるだけで、注射が最適なケース(内服不応、血管性等)は残ります。治療は個別化が鍵です。PMC
Q3:安全に使えるのはどちら?
A:適切な診察・フォローがある治療が最も安全です。自己判断での薬の服用やネット購入はリスクがあります。
ED治療注射の詳細はこちら
ED自体の原因が仮性包茎等にある場合も多いです→症例はこちら
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
この記事の監修医師

(プロクリニック銀座院長)
慶應義塾大学医学部卒 / 日本形成外科学会認定 形成外科専門医 / 日本美容外科学会(JSAPS)正会員 / JSAN設立者・理事
当院は大手包茎クリニックに負けない技術力と
傷跡のスペシャリストが在籍しており、当院は
形成外科専門医 柚﨑医師の下日々努力を重ね、
尽力し患者様に安心して手術を受けられるようにしております。
また、形成外科専門医は傷跡のスペシャリストです。
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