包茎手術を検討している方にとって、最も気になるポイントのひとつが「痛み」ではないでしょうか。
手術中や手術後、さらには抜糸のときなど、痛みに関する不安は尽きないものです。
この記事では、包茎手術の痛みの実態やどのくらいの期間続くのか、抜糸や副作用についても詳しく解説します。
少しでも不安を軽減し、納得のいくクリニック選びや手術を受けるための参考にしてみてください。
包茎手術は痛い？
包茎手術では、一般的に局所麻酔が用いられるため、手術中に感じる痛みはほとんどないと言われています。
ただし、麻酔を打つ際にはペニスへの注射が必要になるので、どうしても針が刺さる痛みは伴うでしょう。
この痛みは麻酔によってすぐに和らぎますが、人によってはちくっとする瞬間や、鈍い痛みを少しの間感じることがあります。
医師の技術や経験によって麻酔注射の痛みには差があるため、クリニック選びの際には口コミや実績を確認すると安心です。
どうしても局所麻酔の注射自体が怖いという方は、麻酔ガスや静脈麻酔などを用いるクリニックを選ぶのもひとつの方法です。
全身麻酔や半分眠ったような状態で行う「笑気麻酔」など、痛みを感じにくい手法を取り入れている施設もあります。
ただし、これらの麻酔オプションを選択すると費用が追加でかかる場合があります。
包茎手術の相場は5万円〜30万円前後ですが、オプション麻酔を含めると数万円上乗せになるケースもあるため、事前にカウンセリングで確認しておくといいでしょう。
包茎手術後は痛い？どのくらい痛みが続くの？
包茎手術後の痛みは、主に亀頭の露出に慣れていないことから起こる刺激によるものです。
包茎の状態が長かった人ほど亀頭が敏感になっているため、最初は下着や衣類が触れただけでも痛みを感じやすくなる場合があります。
痛みのピークは手術直後から数日間で、個人差はあるものの10日ほど経つとかなり落ち着いてくるでしょう。
痛みを和らげるために、クリニックで処方される鎮痛剤を活用するのがおすすめです。
ほとんどのクリニックでは、手術後の痛みに備えて鎮痛剤を処方してくれます。
痛みが強いと感じたら、無理せずに用量・用法を守って飲むとよいでしょう。
また、手術後の下着選びも大切です。
トランクスタイプの下着だと亀頭が擦れる面積が広く、動くたびに痛みが増してしまう可能性があります。
ブリーフやボクサーパンツのようにフィット感のある下着を着用し、局部をしっかり固定することで痛みが和らぎやすくなります。
日常生活での不便も感じにくくなるはずなので、手術後しばらくはフィットタイプの下着を選ぶとよいでしょう。
抜糸は痛い？
包茎手術の抜糸は、局所麻酔を行わずに糸を外すケースもあるため、人によっては痛みを伴うことがあります。
ただし、抜糸にかかる時間は短い場合が多く、強い痛みが長時間続くことは稀です。
医師が素早く丁寧に行ってくれる場合、チクチクとした軽い痛み程度で終わることもあります。
抜糸の際に強い恐怖心を持っている場合は、カウンセリング時や手術後の経過観察のタイミングで相談しておくとよいでしょう。
手術で使用される糸には主にナイロン糸と吸収糸があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
ナイロン糸
ナイロン糸は、傷口をしっかり固定できるというメリットがあります。
抜糸が必須となるため、術後数週間程度でクリニックを再訪し、抜糸を行わなくてはなりません。
抜糸のときに一時的な痛みが生じる可能性はあるでしょう。
ただし、抜糸自体は短時間で終わることが多く、医師の手際が良ければ痛みは最小限に抑えられる傾向があります。
ナイロン糸は吸収糸に比べて糸切れしにくく、傷が開きにくいという利点があるため、確実に縫合したいケースで好まれます。
医師の判断や患者さんの希望によって選択される場合が多いので、抜糸時の痛みを含めてしっかりと相談してください。
吸収糸
吸収糸は文字通り、体内で徐々に吸収される糸のことです。
抜糸の必要がなく、術後の通院回数を減らせる点が大きなメリットといえます。
また、抜糸時の痛みを気にしなくて良いのも魅力です。
一方で、吸収糸は完全に溶けるまでに数週間から数ヶ月かかることがあり、その間は糸が露出している場合もあります。
また、個人差や傷口の状態によっては、溶け切る前に糸が切れてしまったり、完全に吸収しきれないこともあるため、術後の経過観察が必要です。
とはいえ、医師の指示通りにケアを行えば問題は起きにくいので、事前に十分な説明を受けるようにしましょう。
包茎手術後の痛み以外の副作用
包茎手術後は痛みだけでなく、腫れや傷などさまざまな変化が起こる可能性があります。
手術自体は安全性が高いとされますが、どうしても皮膚を切開する以上は体に負担がかかるものです。
手術直後の副作用については、事前に理解しておくことで不安を減らせるでしょう。
腫れ
包茎手術後の腫れは、多くの患者さんが経験するごく一般的な症状です。
亀頭や縫合部周辺が赤く腫れることもありますが、通常は1〜2週間ほどで徐々に治まっていく場合がほとんどです。
痛みや熱感を伴うこともありますが、日に日に症状は軽くなる傾向があります。
腫れがなかなか引かない、急に悪化したなど気になる変化がある場合は、クリニックに連絡し、必要に応じて診察を受けましょう。
腫れを抑えるためには、安静を保つことが重要です。
特に手術後数日は激しい運動や長風呂、飲酒など体に負担をかける行為は避けてください。
また、包帯やサポーターの使用方法は医師の指示に従い、むやみに外さないよう注意しましょう。
傷
包茎手術では余分な包皮を切除するため、どうしても縫合跡の傷が残ります。
傷の大きさや目立ち方は、包茎の種類や医師の技術、個人の体質などによって異なります。
時間の経過とともに薄くなったり、目立ちにくくなるケースが多いのですが、完全になくなるわけではありません。
術後の傷口がきれいに治りやすいように、医師の指示に従って清潔を保つことが大切です。
入浴の際には、手術部分をしっかり洗浄し、清潔なタオルで優しく拭くようにしましょう。
傷が化膿したり、治りが悪いと感じた場合には、早めに受診することをおすすめします。
痛みについて事前カウンセリングで確認しよう！
手術に対する不安や疑問、痛みに関する心配ごとは、事前カウンセリングで確認しておくと安心です。
多くのクリニックでは、無料もしくは低料金でカウンセリングを実施しており、そこで詳しい手術方法や麻酔の種類、術後のケアや通院のタイミングなどについて説明を受けられます。
具体的な痛みの度合いやどのように麻酔を行うかなど、自分が気になっていることを遠慮なく質問してみてください。
カウンセリングでは、担当医やスタッフとの相性を見極めることも大切です。
不安や疑問に対する説明が丁寧でわかりやすいクリニックほど、精神的な負担が軽減されるでしょう。
自分の体のことですので、十分に納得できるまで話を聞き、信頼できる医療機関で包茎手術を受けるようにしましょう。
まとめ
ここまで包茎手術の痛みに関する実態についてお伝えしてきました。
要点をまとめると以下のとおりです。
- 包茎手術中の痛みは局所麻酔が効いているため少なく、注射時のチクッとした痛み以外は感じにくいが、オプション麻酔を選ぶ場合は費用が上乗せになる可能性がある。
- 手術後の痛みは亀頭が露出に慣れていないことから起こる刺激が原因で、ピークは手術直後から数日間ほど続き、10日程度で落ち着くことが多い。
- 抜糸時には局所麻酔を使用しない場合もあり、短時間ながらチクチクとした痛みを伴うことがあるが、医師の手際や糸の種類によって差がある。
- 術後は腫れや傷などが生じることもあるが、多くの場合は徐々に治まっていくため、医師の指示に従ったケアや安静を守ることでリスクを抑えられる。
- カウンセリングで麻酔方法や費用、術後ケアなどをしっかり相談し、担当医やスタッフに信頼感が持てるクリニックを選ぶことが重要。
手術にともなう痛みや副作用は不安要素となりがちですが、適切な麻酔や術後ケアを行えば、ほとんどの場合は最小限で済むとされています。
事前のカウンセリングで疑問や懸念をしっかり解消し、自分に合った医療機関を選ぶことで、安心して包茎手術を受けられるでしょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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