仮性包茎を放置することのデメリットは？治療方法についても解説

男性にとって「仮性包茎」の悩みは、周囲には相談しにくいものですよね。

• 仮性包茎の状態とはどのようなものなのか知りたい
• 仮性包茎を放置するとどんなデメリットがあるのか気になる
• 治すとどんなメリットを得られるのか知りたい

そんな疑問をお持ちの方のために、この記事では「仮性包茎を放置することのデメリット」について詳しく解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。

仮性包茎は無理に手術する必要はない

仮性包茎とは、平常時は包皮（ペニスを覆う皮）の一部または大部分が亀頭を覆っているものの、勃起時には自然に包皮がむけて亀頭が露出できる状態を指します。

正常時と勃起時で見え方が変わるため、本人ですら「これって包茎なのかな」と混乱しがちです。

軽度の仮性包茎であれば、必ずしも手術をする必要はありません。

上記のように、勃起時に問題なく亀頭が露出でき、衛生面にも支障がない場合は、手術をしなくても生活上の大きな問題は起きにくいでしょう。

一方で、包皮の入り口が非常に狭く、勃起時でもスムーズに亀頭が出てこない重度の仮性包茎や、包皮の裏スジ（小帯）が短すぎるケースでは、痛みや炎症が生じる場合があります。
その場合は、医師に相談したうえで手術を検討することが望ましいです。

仮性包茎のデメリット

ここからは、仮性包茎における代表的なデメリットについて詳しく見ていきましょう。
仮性包茎は軽度であれば日常生活に大きな支障がないこともありますが、放置すると衛生面や精神面においてトラブルを生みやすい傾向があります。

次の項目で紹介するようなデメリットが気になる方は、治療等の対策を考えてみてもよいかもしれません。

見た目にコンプレックスを抱くことがある

仮性包茎は、見た目上「皮が余っている」状態であるため、自分自身でコンプレックスを感じてしまうことがあります。

たとえば、温泉や銭湯などで他人と身体を見比べたときに「自分だけ余分に皮がかぶっているのでは」と気にしたり、パートナーとの性行為の場面でも恥ずかしさを覚えたりする場合があります。
こうした心理的なストレスは、男性にとっては意外と大きなものです。

衛生面の問題から起こる悪臭や性病

包皮が亀頭を覆っている時間が長いと、どうしても汚れや恥垢（ちこう）がたまりやすくなります。
特に、丁寧な洗浄を怠ると雑菌が繁殖しやすくなり、悪臭の原因にもつながるでしょう。

また、不衛生な状態が続くと性行為の際に相手に細菌を移してしまう可能性があり、性病のリスクを高める恐れもあります。

陰毛の絡みによる痛みや不快感

仮性包茎の場合、余った包皮や体毛の生え方によっては、陰毛が包皮内に入り込んで絡まることがあります。

これは痛みやかゆみ、不快感をもたらすだけでなく、日常生活の動作が気になってしまう原因にもなるでしょう。
特に下着とのこすれが多いと、皮膚が炎症を起こしやすくなる点にも注意が必要です。

早漏になる可能性がある

仮性包茎は、常に亀頭が包皮に守られている状態になることが多いです。
そのため、亀頭が刺激に慣れにくく、性交時に過度に敏感に反応してしまう可能性があります。

結果として、性的刺激に弱く、早漏ぎみになってしまうケースがあるのです。
これは、本人だけでなくパートナーにも影響を与えることがあり、性行為に対して自信を失う要因にもなり得ます。

膣への刺激が減る

亀頭が十分に露出していないと、膣への刺激が弱くなる場合があります。
ペニス全体をしっかりと露出させることで得られる摩擦や圧迫が弱まるため、パートナーも刺激を十分に感じにくいことがあるのです。

このように、お互いの性的満足度が低下してしまう要素としても、仮性包茎は無視できないデメリットになり得ます。

仮性包茎を治すことで得られるメリット！

仮性包茎には上記のようなデメリットがある一方で、治すことで得られるメリットも数多く存在します。
ここでは、代表的なメリットを3つに絞り、それぞれどのような効果が期待できるのか解説していきます。

日常で感じるコンプレックスや煩わしさを解消

仮性包茎を改善し、亀頭が自然に露出する状態になると、銭湯や温泉などで他人の目線を必要以上に気にしなくて済みます。
「周囲にどう思われているのだろう」という不安が解消されることで、精神的にもリラックスできるでしょう。

陰毛が包皮に絡まる煩わしさからも解放され、日常生活におけるわずらわしいトラブルが減るのも大きなメリットです。

清潔が保たれ臭いや病気の予防につながる

包皮が余っていると、恥垢や雑菌がたまりやすくなるため、悪臭や性病のリスクが高まります。
しかし、仮性包茎を治すことで汚れがたまりにくくなり、常に清潔な状態を維持しやすくなるでしょう。

結果として、悪臭や炎症、さらには性病のリスクも低減できるため、パートナーとの関係にも良い影響が期待できます。

性交渉に前向きになれる可能性

仮性包茎を改善することで、亀頭が刺激に慣れやすくなり、早漏のリスクが下がる可能性があります。

また、パートナーが受ける刺激も増すことが期待できるため、性交渉に対してより前向きになれるでしょう。
コンプレックスが解消されると精神的な負担が減り、性行為そのものを積極的に楽しめるようになることも多いです。

仮性包茎を治す方法

最後に、仮性包茎を治すための方法を大きく2つ紹介します。
手術をはじめとした医療行為だけでなく、矯正器具を用いて自力で改善を目指すアプローチもありますので、自分に合った方法を選びましょう。

ただし、ここではあくまでも概要のみにとどめますので、詳しく知りたい場合は専門クリニックや医療機関へご相談ください。

包茎手術・亀頭増大・長茎手術を受ける

仮性包茎を短期間で改善したい場合は、専門クリニックや泌尿器科で包茎手術を受けるのが代表的な方法です。

手術内容としては、余分な包皮を切除する「包茎手術」、亀頭部分にヒアルロン酸などを注入して亀頭を大きくする「亀頭増大」、ペニスの埋もれた部分を伸ばす「長茎手術」などが挙げられます。

料金はクリニックによって異なりますが、相場は10万円〜40万円程度と幅広い傾向があります。

手術の方法や仕上がり、痛みの程度などはクリニックごとに違いがあるため、事前にカウンセリングを受けて納得した上で選ぶことが大切です。

矯正器具を使い自力でなおす

包茎矯正器具は、亀頭を露出させた状態をキープし、少しずつ皮膚の余りを矯正していくグッズです。
インターネット通販などで比較的手軽に入手でき、数千円〜数万円程度の価格帯で販売されています。

ただし即効性は低く、使用方法を誤ると痛みや炎症の原因になる可能性がある上、根本的に包茎が治るわけではありません。

包茎を治す際は、費用が高くなっても専門機関や医療クリニックで施術してもらうことをおすすめします。

まとめ

ここまで仮性包茎のデメリットや、治すことで得られるメリットなどを中心にお伝えしてきました。

仮性包茎のポイントをまとめると以下のとおりです。

• 軽度の仮性包茎であれば、無理に手術をする必要はないが、重度の場合は医師に相談が望ましい
• 放置してしまうと、見た目のコンプレックスや衛生面の悪化、陰毛絡みの痛み、早漏リスク、パートナーへの刺激減少など、さまざまなデメリットが考えられる
• 改善することで、コンプレックスの解消、衛生環境の向上、そして性交渉への前向きな姿勢が得られる可能性が高まる
• 治療方法としては、包茎手術や亀頭増大、長茎手術などの医療行為だけでなく、矯正器具を使用して自力での改善を図る選択肢もある

仮性包茎に悩む方は多く、改善するかどうかはあくまでも個人の判断です。
しかし、デメリットに悩まされ続けるのであれば、一度専門の医療機関で相談し、自身に合った選択肢を見つけてみるのも良いでしょう。

少しでもこの記事が参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。