治療の違い
包茎手術は基本的に余分な包皮を切り取り、縫い合わせる手術です。技術的にはどの泌尿器科医も行えます。しかし、一般病院では包茎を「治療すること」に焦点を置いているため、手術後の見た目については特に重視されていません。
保険診療と自由診療の違い
一般病院での治療は、健康保険が適用される「保険診療」が中心です。これは治療が必要な疾患に限られ、手術後の見た目を良くするような「美容治療」は含まれません。
一方、包茎治療専門クリニックでの治療は健康保険の適用外であり、手術後の見た目も考慮した「自由診療」が主です。日本では保険診療と自由診療を同時に行う「混合診療」は認められておらず、自由診療を選んだ場合は全額自費負担となります。
手術の適用範囲
保険が適用されるのは、真性包茎やカントン状態など「治療が必要な疾患」に限られます。仮性包茎など、治療が必要と認められない場合は、保険診療を受けられないことが多く、一般病院では手術の必要がないとされることもあります。
要するに、一般病院と包茎治療専門クリニックの大きな違いは、治療が保険適用内で行われるか、手術後の見た目も含めた自由診療で行われるか、という点にあります。
プロクリニック 医師 松澤 宗範