美しさは挑戦 – The Beauty of Challenge

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包茎手術の術式について

包茎手術は、余分な皮を取り除く手術で、その方法はいくつかあります。主に、余分な皮を切って取り除く方法が多くのクリニックで採用されていますが、手術の際に切る位置やどのように縫合するかといった技術は様々です。また、皮を切らずに治療する方法もあります。

環状切開法

「環状切開法」と呼ばれる方法は、特に多くの医療機関で行われています。この手術では、ペニスを伸ばし、余分な皮を輪のように切り取ってから縫合します。

この方法は比較的シンプルで、約1時間ほどで手術が完了します。多くの医療機関で採用されているため、安心して選ぶことができます。

ただし、この手術方法にはデメリットもあります。例えば、ペニスの色は通常、亀頭の近くがピンク色で、根本に行くにつれて徐々に濃くなりますが、環状切開法で手術すると、切除した部分の周りの色が明確に異なる「ツートンカラー」の状態になりやすいです。

根部切開法

根部切開法は、ペニスの根元、つまり陰毛の近くで行う手術方法です。この方法では、ペニスの根元を一周するように皮を切り、その後縫合します。

この点では、環状切開法と似ていますが、特に根元の位置で行うことが特徴です。この手術の大きな利点は、縫合した跡が陰毛に隠れるため、外からは目立ちにくい仕上がりになることです。

しかし、デメリットもあります。この手術は、ペニスの締め付けが全くない人向けで、真性包茎や包皮口が狭い仮性包茎の人には向いていません。また、ペニスの根元は神経束や重要な血管が集まる場所であるため、手術後にはペニスの根元の腫れやむくみが発生しやすいです。

さらに、手術で残った皮膚は伸縮性がないため、縮まずにダブついたり、亀頭の下で皮膚が余ることがあります。これにより、亀頭の冠部分を少し皮膚が覆ってしまうこともあるという欠点があります。

クランプ法

クランプ法は、包茎手術で使う特別な筒形の器具を使って行われる手術方法です。もともとは子供向けに開発されたものですが、大人にも適用可能です。この方法は20年ほど前には多くの専門クリニックで採用されていましたが、今はあまり使われなくなっています。

手術の流れとしては、まず亀頭にクランプをして、その上から包皮をかぶせます。次に、包皮の外側からリング状の器具をかぶせてクランプと一緒に包皮を挟み込み、動かなくするために固定します。包皮がしっかりと固定されたら、リングの端に沿ってレーザーメスで包皮を切り取ります。

この手術法の利点は、操作が比較的簡単で失敗のリスクが低く、費用も安い点です。しかし、レーザーメスを使用するため、出血は少ないものの、手術の跡がギザギザになりやすく、目立つことがデメリットとして挙げられます。

ナチュラルピーリング法

ナチュラルピーリング法は、包皮の余りが少なく、手で亀頭を露出できる人向けの手術方法です。この方法は、二重まぶたの手術と似ており、美容整形に使う細い糸を使用します。亀頭の根元付近に包皮を集め、糸で数か所固定することで亀頭を露出させた状態を保ちます。

この手術の利点は、切らないため心理的・身体的な負担が少ないこと、糸を取り除けば元の状態に戻せるためやり直しが効くこと、そして切る手術に比べて費用が安いことです。

しかし、適用できる人が限られている点(例えば、包皮口が狭い人は対象外)、亀頭の根元に余分な包皮を集めるため見た目が蛇腹状になり美しくないこと、余った包皮がそのままなので根本的な解決にはならないことがデメリットです。

根元部固定法

根元部固定法は、ナチュラルピーリング法と違って、余分な包皮をペニスの根元に移動させた後、接着剤を使って固定し、亀頭を露出させた状態を保つ手法です。

接着剤の効果は約半年間続き、その期間に皮を剥く癖がつけば、接着剤が取れた後も亀頭が露出した状態が維持できる可能性があります。

この治療のメリットは、切らない手術なので心理的、身体的な負担が少ないこと、接着剤を取り除けば元に戻せるため、必要があればやり直しが可能であること、そして切る手術よりも費用が安いことです。

一方で、デメリットとしては、適用できる包茎のタイプが限られており、包皮口が狭い人には適用できないこと、ペニスの根元に余分な包皮を寄せるため、見た目が蛇腹状になり美しくないこと、接着剤の効果がなくなり元に戻る可能性があること、そして余った包皮がそのままなので根本的な改善にはならないことが挙げられます。

亀頭直下デザイン縫合法

亀頭のすぐ下の皮下組織の乏しい部分のみを残し、平常時に縫合線が目立たないようにする方法です。小帯部分以外は縫合部より上に残る部分に皮下組織がほとんどないため、腫れも少ない方法です。

内板での切開線を冠状溝付近で行うことにより、小帯部分での変形をデザイン上、考慮しなければならなくなります。
また、亀頭直下に近づくにつれて、皮下の血管が密集するようになることから、切開時に深くメスを入れてしまうと多量に出血し、止血の際に内板の皮膚をヤケドのようにしてしまうことになるため、技術的に難しい手法となりますが、術後の傷跡が目立ちにくく一番美しく仕上がる方法になります。当院はこの方法を得意としています。

プロクリニック 医師 松澤 宗範

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